今はあまり見られなくなってしまった大型のクモ、コガネグモ
メス成体
オス成体
コガネグモ
オス5~7mm
メス20~30mm
出現する季節 6~9月
生息地 本州、四国、九州、南西諸島
コガネグモは草原などに大きな円網を張り、中心にx字状の隠れ帯をつける大型のコガネグモ科のクモ。
コガネグモの仲間
日本にいるコガネグモの仲間でよく見られるものは、コガタコガネグモ、ナガコガネグモなど。少し珍しいものはチュウガタコガネグモ、ムシバミコガネグモなどで、南西諸島に生息するナガマルコガネグモや鹿児島県のオオスミコガネグモなど、一部の地域にしか生息しないものもいる。
飼育
コガネグモの成体はコガタコガネグモ、ナガコガネグモとは違い、かなり大きいケースに入れても網を張ってくれなかった。直接エサを近くにやってもシジミチョウとハエしか食べなかった。
コガネグモの一生
コガネグモの卵嚢
コガネグモは、ほかのクモよりも生まれるのが早く、卵は2~3週間で孵化する。冬までに少し大きくなり、幼体で越冬。その後春から活動をはじめ、6月頃に成体になる。
食性
コガネグモは、大型のクモで、トンボやバッタ、アブなどの中型昆虫等を捕食する。また、丈夫なキバを持っているので甲虫でも食べてしまう。コウモリを捕食することもあるそうだ。
コガネグモは、環境の変化によって数が減少してしまい、今ではあまり見られなくなってしまった。私の住んでいる地域でも準絶滅危惧に指定されており、3年くらい探してやっと初めて見つけられた。