家の周りにいる大きなクモ、「オニグモ」について
体長
メス 20~30mm
オス 15~20mm
出現する季節 4月~10月
日本全国に生息する大型のコガネグモ科のクモで、夜間大型の正常円網を張り、明りに飛来する蚊などの小さな虫から、甲虫などの大きな虫までさまざまな大きさの生物を捕食する。かまれると痛いが、毒は弱いので大丈夫。
オニグモの網について
オニグモは夜になると、大型の正常円網を張る。網は人工物に張られることが多いのでよく家の周りに網を張っているのを見かける。
朝になるとオニグモは網の近くに隠れる。その時には網をたたむ個体と網をたたまない個体がいる。網はとても丈夫でコウモリやクワガタなども捕まることがある。
飼育
程度大きさのあるケースであれば飼育することができる。しかしオニグモは飼育下ではめったに網を張ってくれず、張ったとしても複雑な水平円網のような網になることが多い。エサは、ハエなどを直接クモに与えると食べる。ハエなどの羽ばたく虫は特に食いつきがいい。
オニグモの仲間
オニグモにはたくさんの種類があり、オニグモ属では山地に多いヤマオニグモ、北海道に多いアカオニグモなどがいる。家の周りでも多いのは、オニグモ、イエオニグモ、ズグロオニグモなど。
オニグモの一生
大体1年くらいで死んでしまう。成体は夏から秋にかけてに卵を糸で包んだ卵嚢を家の壁や木の幹などにつけ、春に出てきた幼体は夏に成体になる。しかし、そうとも限らないようでもあり、成長のサイクルはそれぞれ結構違う。