カウモチサイ

おもに身近なクモや直翅類などのブログです。

年越し2023〜2024

明けましておめでとうございます(もう3月になっている…) 初日の出 昨年と同じ地点にて 年越しした直翅は少ない。ヤマトヒバリ、コバネイナゴ、アシグロツユムシあたりが12月まで頑張っていたが、常温だと厳しかったようだ。 ホシササキリ 11月29日?採集♂ …

今年の直翅 まとめ〜2023〜

今年見られた直翅まとめ。クモやその他虫もまとめたかったが、時間の都合上無理。 N‥初見の種 目視で確認し、同定したもの 1 ハネナシコロギス N 2 マダラカマドウマ 3 カマドウマ 4 クラズミウマ 5 ヤブキリ(関東平地個体群) 6 ヒガシキリギリス 7 ヒメギ…

エゾスズ

エゾスズ Pteronemobius yezoensis ♀成虫 4月30日 (飼育下) ♂終齢幼虫 5月8日 (飼育下) 体長 7〜10mm程度 成虫が出現する季節 大体5〜7月頃 分布 北海道、本州、四国、九州 鳴き声 ジー、ジーという感じだが、不規則に変化するらしい。 特徴、類似種 基…

葛西臨海公園のヤブキリを求めて(1)

葛西臨海公園に行ってきた。そして惨敗した… 少し前から、葛西臨海公園のヤブキリは特殊な個体群らしいという情報を知って、是非とも見てみたい、飼ってみたいと思っていた。 というのも近所で見られるヤブキリがあまりに普通すぎて、ヤマヤブキリ等の生息地…

クビキリギス

クビキリギス Euconocephalus varius ♀成虫 緑色型 3月16日 ♂成虫 褐色型 3月16日 頭頂から翅端まで 50〜60mm程度 成虫が出現する季節 9月〜翌年の7月 活動期は3〜7月頃 分布 北海道、本州、四国、九州、南西諸島 鳴き声 ジィーーーーと高い音で連続して鳴く…

春の直翅を探しに

久しぶりに時間ができたので、春の直翅を探しに少し離れた湿地や草原がある場所にやってきた。 桜が咲いている。この場所の桜にしては例年より早い気がする。 少し移動して森の中へ行くと、一面にカタクリが咲いていた。 あたりを探してみるも何もいない。ヒ…

近所の湿地で

家から徒歩5分くらいのところに、小さな湿地がある。 住宅地に囲まれており、今まであまり気にしていなかったが、去年にはカンタンやヤブキリという、大きさと場所からは想像できないような生物が鳴いていたので、少し調べてみた。 ヒメギス1齢幼虫 ヤブキリ…

孵化が始まった

2月下旬 今日はやけに暖かいと思っていたら、ついにヒメギスの孵化が始まってしまった。 ヒメギス 2022年8月下旬採卵 2月27日孵化 去年の8月に一週間程度飼ったヒメギスが産卵した卵。園芸スポンジに全部で20〜30?ほど産卵した。上の個体は残念ながらあまり…

モリオカメコオロギ

モリオカメコオロギ Loxoblemmus sylvestris オス成虫 メス成虫 体長 15mm前後 成虫が出現する季節 7月下旬〜11月頃 分布 本州、四国、九州、対馬、屋久島 鳴き声 リッ・リ・リ・リと2〜6声鳴く、気温が高いときはテンポが速くなり、低い時はリィ・・・と…

最近の虫たち

最後のセスジツユムシ。 1月11日に亡くなってしまった。もう少し長生きしてもらいたかった。 最近のキンヒバリ 大体ケース上面かツユクサにいる。

野外で年を越した虫たち

年を越した。それからというもの飼育していた虫たちもどんどん亡くなっていく。そんな中でも、まだまだ野外で生きている虫たちもいた。 オンブバッタ 秋頃、温度が高かった為孵化した幼虫。毎年少しずつ遅い時期までの生き残りが増えてきている。 ジョロウグ…

これもか・・・??

年を越したセスジツユムシ。しかし見ると足が一本なくなってる。 はじめ見た時はなんとも思わなかった、しかしよく見てみると、以前見たサトクダマキモドキの自傷とよく似ているのだ。 明らかに自分の脚を噛んでいたりするところを見たわけではないけど、ど…

年越しした直翅

明けましておめでとうございます。 初日の出 この写真を撮影したエリアではクマザサや竹類の藪になっていて、もしかしたらヤマトヒバリやフタツトゲササキリなどがいるのではないかと思っている。 長かった…ついに年を越した。 今年は忙しくなるため、ほとん…

今年の直翅 まとめ〜2022〜

今年見られた直翅 今年見られた直翅まとめ。「バッタ・コオロギ・キリギリス生態図鑑」を参考にまとめた。 目視で確認し、同定したもの 1 マダラカマドウマ 2 カマドウマ 3 クラズミウマ 4 ナミヤブキリ(関東平地個体群) (トウホクヤブキリ、イブキヤブキ…

12月の湿地でキンヒバリを探す

12月24日。ついにキンヒバリを探しに行く機会を得た。早速今年の春にキンヒバリを確認している谷戸の湿地へ向かう。 早速以前見つけた場所の周辺を探す、何もいない。何もいない…なにもいない…? 必死に辺りを探すもいない。仕方なく周辺を回ることにした。 …

今年のクモ〜2022〜

さて、気付いたら今年ももう終わりに近づいているので、一年間で見られたクモ、その中でも特に珍しいもの、嬉しかったものをまとめてみようかと思う。まあ今年は直翅ばかり追いかけていたので、あまり多くはいない。 マメイタイセキグモ 希少種。2個体も見ら…

マメイタイセキグモ

マメイタイセキグモ オス 1.6~2mm メス 5.5~9mm 出現する季節 7~9月 分布 本州、四国、九州、南西諸島 マメイタイセキグモは、日本に二種類しかいないイセキグモ属のクモの一つ。褐色で腹部がでこぼこした小さなクモで、粘球を吊るした、「投げ縄」で…

朽木が良いらしい

セスジツユムシが産卵しない。 11月の中旬ごろ捕まえた個体たちだったが、園芸スポンジもダメ、水苔もダメだった。考えた挙句、昔クワガタを飼っていたときの朽木を使ってみることにした。 早速水につけた後、ケースに入れて様子を見る。 数分後… もう産卵し…

サトクダマキモドキが...

10月も終わる頃、近所の公園でこの時期にしては珍しい大型直翅を見つけてしまった。 サトクダマキモドキ ちょうど飼育にも空きがあったので連れ帰ってしまった。クダマキモドキ系の飼育は初めて。 レタスを食べる 割と幅のある大きなケースで飼育。餌はレタ…

いろんな直翅の卵 2022

今年撮影した直翅目の卵まとめ。 ヨーロッパイエコオロギ 孵化直前 園芸スポンジはすごく産卵数が多かった。 カンタン 産卵痕。キク科の…なんだったっけ? ウスイロササキリ 黒い。ヤブキリみたい。スポンジにはあんまり多く産卵しなかった。 オナガササキリ…

庭のオニグモたち

ふと数ヶ月野外で放置していたオニグモの卵が気になり、確認してみた...すると ひと月ほど前は、まだ中に多くの子グモが詰まっていたけど、もういなくなっていた。いったいこの時期にどこへ行ったのだろう? そのまま何かいないかと周辺を散策していると、キ…

よくわかんないコクサグモ

コクサグモ 12月5日 自宅の洗面所にて 真夜中、なぜか洗面所の床を徘徊していた。侵入できるような箇所は無く、周辺の庭などでも見られる個体数は少ない。どうやって侵入してきたのか不明。 かなり弱っている様子だった。

久しぶりのオオヒメグモ

オオヒメグモ 10月10日 近所の神社にて捕獲 久しぶりに近所の神社を散歩していると、石塔に網を張るオオヒメグモを発見。大型個体で、普段家の周りで見るものとも雰囲気が違ったため、ついつい採集して連れ帰ってしまった。 正面から ここまでオオヒメを観察…

家の中にもいるけれど、なかなか見られない、「ユカタヤマシログモ」

家の中にもいるけれど、なかなか見られないクモ、ユカタヤマシログモ ユカタヤマシログモ オス4~6mmメス5~7mm出現する季節 一年中生息地 北海道、本州、四国、九州 特徴 ユカタヤマシログモは、小さな屋内性のクモでクモで、主に屋内の家具の隙間など…

今はあまり見られなくなってしまった大型のクモ、コガネグモ

今はあまり見られなくなってしまった大型のクモ、コガネグモ メス成体 オス成体コガネグモ オス5~7mmメス20~30mm出現する季節 6~9月生息地 本州、四国、九州、南西諸島 コガネグモは草原などに大きな円網を張り、中心にx字状の隠れ帯をつける大型…

大きなドーム状の網を張る南方系のクモ、「スズミグモ」

大きなドーム状の円網を張る南方系のクモ、「スズミグモ」 スズミグモ オス 3~5mm メス 15~23mm出現する季節 7~9月生息地 本州、四国、九州、南西諸島 スズミグモの網 スズミグモは絹網というほかのコガネグモ科とは違う変わった網を張る。ドーム状…

家の周りでも見られるけれど珍しいクモ、「ワスレナグモ」

家の周りでも見られるけれど、珍しいクモ、「ワスレナグモ」 ♀ 成体 ♂ 成体 ワスレナグモ オス5~8mmメス13~18mm出現する季節 冬はあまり見られない。オスは秋頃に見られる。生息地 本州、四国、九州ワスレナグモは比較的山の中などより都会に多いクモ…

家の周りにいる大きなクモ、「オニグモ」について

家の周りにいる大きなクモ、「オニグモ」について オニグモ 体長メス 20~30mmオス 15~20mm出現する季節 4月~10月日本全国に生息する大型のコガネグモ科のクモで、夜間大型の正常円網を張り、明りに飛来する蚊などの小さな虫から、甲虫などの大きな…